「ダメ人間製造機」とも言われる「着る毛布」をご存知でしょうか?毛布を着るという発想から生まれた防寒用具ですが、この着る毛布は一度着ると気持ちよすぎて動けなくなると評判のアイテムです。
こたつに一度入ってだらだらしてしまうと動けなくなりますよね。それと同じ現象が着る毛布でも起こるというのです。「ダメ人間製造機」と呼ばれているのはこのためです。
ここでは、「着る毛布を使って限界までだらだらする方法」を5つのステップでご紹介します。この冬は限界までだらだら(以下限界だらだら)して、寒い冬を幸せな気持ちで乗りきってください!
STEP1:だらだらするタイミングを見計らう
限界だらだらをするのにタイミングを間違えると大変なことになります。二度と浮世には戻れなくなる可能性があるので、しっかりタイミングを見定めましょう。
限界までだらだらしてもいいタイミング
- 金曜や土曜の寒い夜
- 平日休みの人はその前夜
ベストなタイミングは休みの日の前夜です。自分がしばらく動けなくても誰も困らないときに始めましょう。気持ち的にも翌日が休みのほうがだらだらしやすいですよね。
また、ぽかぽかとした日光の中で行なうよりは、寒い夜に行ったほうが毛布の温かさに夢中になれるのでおすすめです。
絶対限界までだらだらしてはいけないタイミング
- 日曜日の夜
- 夕飯の支度前
- デートの直前
限界だらだらをした後しばらくは動けなくなるので、予定の直前にだらだらするのはおすすめできません。
日曜の夜にだらだらすると月曜が憂鬱になりますし、夕飯準備前にするとごはんが作れなくなります。デートなどの大事な予定がある前だと、すっぽかすことになりかねません。
STEP2:やるべきことは先にやっておく
だらだらするときが来たら、環境を整えましょう。場所はほとんどの場合が自分の部屋だと思いますので、それを前提にやるべきことを挙げていきます。
ひととおりの家事を終わらせる
食器を洗う、洗濯をする、トイレ掃除をするなど、やるべき家事はすべて終わらせてしまいましょう。だらだらしている途中に「あれやってない!」と思い出すのはNGです。
「やらなきゃ・・・」という気持ちが身体を疲れさせてしまうので、家事だけでなく宿題や買い物などやるべきことは全部終わらせましょう。
訪問や電話を極力なくす
昼寝の最中にインターホンや電話が鳴って起こされたという経験はありませんか?とてもストレスになりますよね。限界だらだらをするときも同じで、できるだけストレス要因は排除します。
夜になると訪問も電話も減るとは思いますが、どうしても気になる場合は電話線を抜くなどの工夫をして完全防衛を図りましょう。
お風呂に入る
限界だらだらはそのまま寝てしまう可能性が高いので、夜に行う場合は寝る準備をしておきましょう。歯磨きも忘れずに。
お風呂に入ったことで冷えた身体は芯から温まり、血の巡りが良くなっています。冷えないうちに毛布を身にまといましょう。
間接照明やアロマをセット
雰囲気づくりも大切です。部屋の電気を消し、必要なら間接照明やアロマなどのリラックスできるアイテムを用意しましょう。
音楽を流したり、暇ならば好きな映画を流しておくのもおすすめです。とにかく煩悩を捨てられる環境になればOKです。
STEP3:だらだらする場所を決める
だらだらするのには人ぞれぞれ適した場所があります。どこでだらだらするのが自分に合っているか探してみてください。
ベッドやソファーの上
やわらかいベッドやソファーの上は、もっともスタンダードな位置です。日々の生活に疲れ果てている方におすすめです。
もこもこ毛布とふかふかベッドのコラボレーションは、厳しい社会の中で荒んだ心も癒してくれます。
じゅうたんの上
ごろごろと移動したいアクティブなタイプの方は、広さ重視でじゅうたんの上がおすすめです。
ベッドに比べると固いですが、毛布を着ているので平気です。あちこちに転がれるので、じっとするのが苦手ならじゅうたんの上に陣取りましょう。
ビーズクッションの上
「ちょっとやそっとじゃだらだらできないぜ」というだらだら上級者の方は、「人をダメにするソファ」の異名を持つビーズクッションを使いましょう。
人をダメにするアイテム同士相性はいいものの、すさまじい威力を発揮してしまうので、初心者の方は近づかないでください。
恋人の腕の中
身体だけでなく心も温まりたい方は、恋人の腕を拝借しましょう。人は抱きしめられると「幸福ホルモン」と呼ばれるエンドルフィンが分泌され、ストレスの3分の1が解消できます。
ストレスがたまっている方は恋人にお願いしてみてくださいね。
STEP4:必要な物を手が届く範囲に置いておく
だらだらしている途中はかなり立つのがめんどくさくなるので、近くに置いておけるものは最初から用意しましょう。ただ、こたつと違って着る毛布は温かいまま動くことができるので、最低限のものだけでOKです。
携帯電話
メールや着信を確認したくても、遠くにある携帯電話を取りに行くのは億劫ですよね。また、いつ何があるかわからないので、緊急時の連絡手段としても携帯電話はそばに置いておくべきです。
各種リモコン
テレビのリモコン、エアコンのリモコン、ミュージックプレーヤーのリモコンなど、あらゆるリモコンをそばに置きましょう。
部屋が暑くなったらすぐに温度設定を下げられますし、音楽を消したければちょっと手を伸ばせば済みます。
食料・飲み物
長い間だらだらしていると、途中でお腹が空いたり喉がかわいたりします。そのときのために近くに食料を準備しておきましょう。
「怠けすぎ」と思うかもしれませんが、限界までだらだらするためには必要なことです。
STEP5:全力でだらだらする
ようやく準備が整いましたね!それでは着る毛布を着用し、思いきりだらだらしましょう。
本能のままにだらだらしよう
とにかく本能に逆らうことなくだらだらしましょう。着る毛布は動いても着崩れることがないので思う存分動けます。大の字になったりうずくまったり、好きな体勢をとってみてください。
冷えた身体が温まっていくのを感じると、とても幸せな気持ちになりますよね。毛布だけでも十分温まりますが、湯たんぽを抱えると芯から温まり、だらだらも充実しますよ!
自己嫌悪に陥ったら
真面目な性格の人は、「こんなだらだらするなんて人間失格だ…」と自己嫌悪に陥ってしまうかもしれません。
そんなときは「いつも真面目に働いているんだから今日くらい…」「今後3ヶ月休みなく働くぞ」など、自分に言い訳をすることで乗りきってください。
未来のことは何も考えないでおこう
「来週のプレゼンどうしよう…」「就職活動うまくいくかなぁ」などの未来に対する不安は、このときばかりはシャットダウンしましょう。
不安を抱えたままだらだらするのは余計なストレスにつながります。今は着る毛布のぬくもりに身を委ねましょう。
まとめ
着る毛布を使って限界ダラダラをする方法を5つのステップでご紹介しました。以下はこれまでのまとめです。
- STEP1:タイミングを見計らう
- STEP2:やるべきことを終わらせておく
- STEP3:場所を決める
- STEP4:必要な物を手元に置く
- STEP5:だらだらする
ポイントはメリハリをつけることです。いつまでも適当にだらだらすればいいわけではなく、きちんと仕事を終わらせてからだらけることで、着る毛布のぬくもりがよりありがたく感じられます。
着る毛布を持っていないなら・・・
もしまだ着る毛布を持っていないなら、今すぐ購入しましょう。たくさんの種類がありますが、その中から一部をご紹介します。
Groony
Groonyは「着る毛布の王様」と謳っていて、テレビでも紹介されています。楽天の総合ランキングで1位を獲得し、着る毛布として知名度が高い商品のひとつです。
premium Warmy
premium Warmyは着る毛布の中でもめずらしい、フードがついているタイプです。ショート丈とロング丈が選べます。
ショート丈のものは外出するのにもかわいいデザインで、ロング丈は足元まで温かくなります。もこもこした生地が癒してくれますよ!
HUMANOID FLEECE
アウトドア用品メーカーDOPPELGANGERの「人型寝袋フリース」は、その衝撃的なビジュアルで人気を集めています。全身タイツを彷彿とさせるそのシルエットは、小さい子どもを怯えさせるのに十分な威力を持っていますね。
顔までチャックで閉じられるので、顔だけ冷えるなんてことももうなくなります。呼吸が快適かどうかはさておき、全身を温めるには最高のアイテムなのではないでしょうか。
充実しただらだらを
限界だらだらはいかがでしたでしょうか。だらだらするのはある意味リスクを伴う行為なので、中途半端な気持ちではやらないようにしましょう。
突然の思いつきでだらだらするのもいいですが、こうしてステップを踏むことでより充実しただらだらができます。ぜひ着る毛布を使ってだらけてくださいね!
(image by 足成)
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