重要書類の保存や現金の管理など、重要な役割を担うアイテム、金庫。クラウド化が進む現在でも、現物で管理しなければならないこともあるでしょう。
しかし、オフィスに置くべき金庫はどのような視点で選んでいけばよいのでしょうか?
今回は、「買ってよかった金庫」についておすすめポイントや選ぶ際の基準などを、スタートアップ3社にうかがってきました。
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- 株式会社ietty
- 株式会社クフ
- 株式会社クラウドワークス
株式会社ietty
チャットを利用して、いつでもどこでもお部屋探しができるサービス「ietty」。運営会社の株式会社iettyでは、コクヨのCB-T11という手提げ金庫を使っているそう。
すっきりとしたデザインは、どんなオフィスにもなじみそう。こちらの金庫のおすすめポイントは、どのような点にあるのでしょうか。株式会社ietty取締役・小林正典さんにうかがってみました。
「注目したのは、電子暗証番号でロックできるところです。弊社では複数名の担当者が金庫を管理しているので、そのたびに鍵の管理をしなくていいので助かっています。値段的にも、それほどコストが高くないのも重要視しました」
プライベートとは違い、いろいろな人が触る機会のあるオフィス備品。使いやすさと費用の安さが決め手になったようです。
株式会社クフ
社会保険・雇用保険の手続きを自動化するクラウド型ソフトウェア「SmartHR」を開発する、株式会社クフ。
おすすめの金庫は、アイリスオーヤマのSBX-A5S。A5サイズでスリムな見た目が特徴です。
お話をうかがったのは、株式会社KUFU代表取締役・宮田昇始さん。
「小口現金用のミニ金庫です。コインカウンターがふたの開閉にあわせて自動的に動くので、紙幣と硬貨をスムーズに出し入れできます。また、カウンターには目盛りもついているので、非常に見やすいです。スリムなので、引出しなどに収納しやすい点も助かっています」
煩雑になりがちな小口現金の管理ですが、気の利いた機能があるだけでだいぶ作業がラクになりますね。金庫や備品選びに迷ってしまったときは、目的をしっかりと絞ってみると判断しやすくなるかもしれません。
「小口現金用なので、出し入れのしやすさ、お金の数えやすさを重視し、重さや、耐火性は無視しました。もともと条件には入っていなかったのですが、薄くてどこにでも収納できそうな点も高ポイントでした。ちなみに、一度MacBookProの上に落としたことがあるのですが、Macがバキバキ壊れても無傷なくらいには頑丈でした(涙)」
株式会社クラウドワークス
日本最大級のクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」を運営する株式会社クラウドワークス。
使用している金庫は、ダイヤセーフ製の耐火金庫・MEK68-DXとのことです。
おすすめの理由を聞いたのは、株式会社クラウドワークス・コーポレートDiv.高田英明さん。セキュリティの高さと使いやすさを挙げてくださいました。
「テンキー錠とシリンダー錠のダブルロックに加え、中に手提げ金庫も収納でき、まさに三重ロック可能な金庫です。オフィスデスクの下に入るサイズ感ですが、A4サイズの書類も入れられます。収納するものに合わせて金庫内の棚の幅を変更できるのがいいなと思っています」
しっかり中身を守ってくれること、便利で使いやすいこと。どちらも金庫には欠かすことのできない機能ですね。
「選ぶ際は、やはりセキュリティの点を重視しました。2重ロックで解錠が難しく、厳重であることはもちろん、盗難リスクを考えて重量があるものを選びました」
がっちり頼れる金庫を選ぼう!
また別の会社では、
- Amazonのレビュー内容がよいか
- あらかじめ決まっていたキャビネットに収まるサイズかどうか
といった点を基準に、手提げ金庫を選んだというお話も聞くことができました。
一口に金庫と言っても、サイズや機能はさまざま。個人的に使うような感覚ではなく、どんな基準を重視するのか初めに決めておきたいものです。
ビジネスで使う金庫を選ぶときには、ぜひ参考にしてみてくださいね。
(image by 写真AC)